ミャンマー料理。皆さんは「ミャンマー料理」と聞かれたら何をイメージするでしょうか。タイなら「トムヤムクン」、ベトナムなら「フォー」、インドネシアなら「カオマンガイ」……。東南アジア各国が、日本人にとって「顔役」とも言える一品を保有しているわけですが、ミャンマー料理って……?
一番有名なのはこれです。
モヒンガー。聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。最近ですと、石原さとみさんが東京メトロのCMで食べていました。食べた後に「カウンデー!(良い)」なんて言ってますね。
これですね。超カワイイ。そしてモヒンガーも超美味しいですし、私も超大好きなのですが、恐らくモヒンガー、人を選びますね。画像を見てもらったら分かるのですが、何せパクチー多量、ナマズのスープ、アヒルのゆで卵、揚げ物は油ギトギトといった感じで、結構ジャンキー。このジャンキーさはミャンマー料理の特徴でもありまして、好きな人はドはまりするのですが、合わない人はお腹を下すレベルの食文化です。そこで今回は、「初心者でも食べやすい、取っつきやすいミャンマー料理」を3つ紹介したいと思います。
シャン料理
シャン料理というのは、最大都市ヤンゴンから北の方へ行った「シャン州」の料理を指していまして、ミャンマーでも「油をほとんど使わない料理」として有名です。私も何度か食べたことがあるのですが、味付けも薄味が多くて、匂いにクセもない。どれもこれも、非常に食べやすいように感じました。
ミャンマー旅行となると、通常は最大都市ヤンゴンや、古都マンダレー、パガン辺りが多いかと思いますが、シャン料理店は大体どの地域にもあります。というより、シャン州自体は治安がそれほど良くないので、シャン料理を食べに無理してシャン州へ行くことも無いでしょう。
おススメはいくつかありまして、まずはラーメン。ミャンマー語では「カウスェ」と言うので、シャンのラーメンは「シャン・カウスェ」ですね。これは前述したモヒンガーよりも薄味で、油も少なくて、そしてモヒンガーと同じくらい美味しい。ベトナムの「フォー」にどことなく似ていますね。
他には、「皮なしソーセージ」なんかもありまして、これも絶品でした。ナンプラーが良い感じに効いています。お酒に合いそうな味付け。食感はコンビーフに似ています。
ダンバウ
これも最高に美味しい。ダンバウという名前がついていますが、要するにインドの炊き込みご飯「ビリヤニ」のことで、ミャンマーへ伝わった際に名前が変化したそうです。良い意味でミャンマー料理っぽさが少ないというか、日本人の好きそうな、丁度良いジャンキー加減なので、いくらでも食べられますね。ビリヤニは、東南アジア各国で名前を変えながら広く伝わっているので、それぞれを食べ比べてみるのも面白いかもしれません。
チェーオー
こちらは麺料理ですが、クセが少なくて食べやすい。それでいて、基本的に具材たっぷりなので、お腹も膨れます。汁ありと汁なしがあるのですが、基本的に現地の人は汁なしで食べることが多いですね。具材たっぷりでも食べきれてしまうのは、食感や歯ごたえにバリエーションがあって、飽きが来ないからなのかもしれません。
どうでしょうか。これら食べやすいミャンマー料理をいくつか堪能した後は、本格的な、クセの強いジャンキー的ミャンマー料理をぜひ食べてみてください。きっとお口に合うはずです!!!!