ミャンマーには英語学習者も多く、日常会話レベルの英語でも充分にコミュニケーションが取れるとは思うのですが、 現地の言葉で交流したい、もしくはビジネスに繋げたい、という方にとっては、ミャンマー語の学習が必要になってきます。今回は、私も良く利用するミャンマー語学習の書籍、アプリ等を紹介したいと思います。
ニューエクスプレスビルマ語
日本で数少ないミャンマー語学習の本の中でも、最もポピュラーな「エクスプレスシリーズ」の最新刊。拓殖大学や上智大学で実施されているミャンマー語の課外講座や、個人運営のミャンマー語教室など、幅広い場面でテキストとして利用されているようです。
ボキャブラリーだけでなく、主要な文法1つ1つを体系的に学ぶことが出来るので、初期の学習には最適の1冊。音声CDも付属しているので、発音の確認にも活用できます。
単語でカンタン!旅行ミャンマー語会話
帯にも書いてありますが、基本的なフレーズ(「~はどこにありますか」「~へ行きたいです」など)が10種類掲載されていまして、各ページには、フレーズに適した単語が掲載されています。総収録単語数は500。前述した「ニューエクスプレスミャンマー語」と併用すれば、日常会話はほぼほぼマスターできるのではないでしょうか。
穴埋め式に単語を埋めていくだけで会話が出来る構成は、英会話本だと珍しくありませんが、ミャンマー語会話の本としては結構貴重な存在。ぜひ購入して欲しい1冊です。
日本語ビルマ語辞典
マイナー言語ということもあり、辞書の種類も相当限られています。代表的なのはこちらの1冊ですが、何せ高い。しかしボリュームはたっぷりです。随分前に刊行されているので、最新の外来語等には対応していませんが、ことわざや都市名、植物の名前など、この辞書でしか見ることのできない単語が多く収録されているので、購入して損は無いと思います。
ビルマ(ミャンマー)語辞典
こちらはミャンマー語で日本語を調べる、という形の辞典です。慣れないうちは単語を探すにも時間がかかりますが、現地の言語で書かれたテキスト、ニュース記事等を解読する際に大変役立ちます。先ほどの辞書と同様、価格は張りますが、同じく購入の価値あり。
個人的な印象ですが、収録単語数はこちらのほうが2倍ほど多いと思います。日本語が用いられたミャンマー語教材の中では、圧倒的な情報量。例文も大変参考になるので、読んでいるだけでも勉強になりました。
jp-mm Dict
前述したミャンマー語の辞書ですが、最近はスマートフォンアプリにも現れ始めました。収録単語数は把握していませんが、240円という破格安さ。外語大で学ぶ学生なんかは、皆さんこのアプリをインストールしているようです。例文は収録されていませんが、紙媒体よりもスピーディーに検索できるので、私も重宝しています。
mm-jp Dict
こちらも先ほどと同じパターン。ミャンマー語で検索して、その和訳を表示するというアプリです。家には紙媒体の辞書もあるのですが、母音、子音の順番を度々忘れてしまい、1つの単語を調べるのに5分も6分もかかってしまうという状態。その点、このアプリは超超便利です。ものの数秒で和訳が表示されるので、スマホ片手に、パソコンでミャンマー語のニュースを解読するなんてことに挑戦しています。
ただ、「アプリには載っていないが紙媒体には載っている単語」というのもいくつか発見したので、情報量から見れば、やはり前述した辞書がナンバーワン。手軽さを取るか、情報量を取るか、すべて揃えて、場面ごとに使い分けるというのも当然アリです。