私は親戚にミャンマー出身者がいたということもあり、基本的には独学なのですが、手法としては他にもいくつか存在します。体験したことがあるのは1つしかありませんが、他の選択肢についても、私個人の印象でいくつか予想をしてみたので、検討時には少し参考にしてみてください。
独学
書籍やスマホアプリで独自にミャンマー語学習を行うというパターン。通勤中や通学中、就寝前や休日など、とにかく自分のペースで、好きなタイミングで学習ができます。最も費用の掛からない勉強法でもあります。
問題点としては、やはり発音でしょうか。ミャンマー語の発音は独特でして、完璧な習得には時間がかかります。というか私も習得できていません。書籍に付属するCDを何度も聴けばある程度は判別できるのですが、やはり独学では限界。私なんかは、前述した親戚の、ネイティブな発音を聞くことで学習に役立てていますが、周りにミャンマー人がいない場合は、そこら辺が独学のデメリットになって来ますね。
書籍のバリエーションが少ない点もネックになって来ます。マイナー言語ですから、英語や中国語と比べた場合に、どうしても書籍の選択肢が限られてきます。
大学で学ぶ
費用は段違いにかかりますが、最も確実な方法です。私の周囲にも、日本人でありながら、ミャンマー語をスラスラと喋れるような方が何人かいますが、皆さん大学で学んできた経験を持っているようです。日本では、ビルマ語学科の存在する大学が2校だけあります。東京外国語大学と、大阪大学です。受講するには入学しないといけませんから、受験勉強が必要。ミャンマーに関心がある高校生向けかもしれません。
課外講座を利用する
こちらは社会人でも充分に活用可能です。時間帯は平日の夕方や、休日が多いですね。また、集団での学習がメインなので、同じ目標を持つ仲間と、助け合いながら学習が出来るという点も良いですね。私は拓殖大学の課外講座を利用しました。
テキストとしては「ニューエクスプレスビルマ語」を使用したのですが、教え方がとても丁寧で、発音も綺麗です。受講費用はそれなりに掛かりますね。
語学教室を利用する
以前は少なかったミャンマー語教室も、同国の民主化以降、着実に増え初めています。
場所としては、「ミャンマータウン」とも言われる高田馬場駅周辺に多いですね。形態は集団教室から個人レッスンまで様々。日程も教室によって違うので、比較検討できます。
現地の大学で学ぶ
語学留学ですね。少数ですが、これにチャレンジする方もいらっしゃいます。キャンパス内だけでなく、在学中の生活が全てミャンマー語だらけになるので、発音はかなりネイティブに近づくでしょうし、ボキャブラリーも豊富になるかと思います。入学希望者は、皆さん独自に入学方法を調べて、単身ミャンマーへと向かっているようです。難易度は高いですが、将来的には、貴重なミャンマー語話者としての活躍も可能なのでは……!!!!