ミャンマーのはなし

東南アジアのユニーク国家、ミャンマーに関する情報を発信していきます。

ミャンマーのはなし

ミャンマー「唯一」の世界遺産と、未来の世界遺産候補6つ!!

 今回はミャンマー世界遺産について。古代より各地に王朝が存在していたミャンマーは、全国に多くの遺跡を保有しています。自然も豊かで山もあり、川もあり、海もあるミャンマー。極めつけは古くからの仏教国家。どこへ行っても仏塔が建っているような国ですから、世界遺産なんかもう数えきれないくらいあると、そう思っていたのですが……なんと、ミャンマーには世界遺産が1つしかありません!!!!

 

唯一の世界遺産、「ピューの古代都市群」

ピュー(Pyu)とは、かつてミャンマーのエーヤワディー川流域に居住していた民族集団のことを指しています。ミャンマー各地で、彼らが10世紀以前に建設したと思われる城郭都市が発見されているのですが、2014年、それら古代都市の3つがユネスコ世界文化遺産に登録されました。whc.unesco.org

 

どこにあるの?

3つの古代都市は、ハリン 、ベイッタノー、 シュリークシェートラーと呼ばれており、これらはエーヤワディー川流域に広く点在しています。1日で巡るのはなかなか難しそうですね。

ミャンマー自体も観光政策にはまだ力を入れていないのか、唯一の世界遺産、ピューのプロモーションは特に行われていません。「地球の歩き方」を読んでも、別に大々的に特集が組まれているわけでもないので、訪れる際は、事前にアクセス手段を調べておく必要があると思います。

ハリン

ヤンゴンもしくはマンダレーからシュエーボーという小さな町へ行きます。

シュエボーへ到着後、陸路で片道約1時間です。

ベイッタノー

首都ネピドーから陸路で5時間です。

シュリークシェートラー

マンダレー空港から陸路で2時間です。

 

ピュー古代都市遺跡1泊2日の旅<ヤンゴン発着/貸切チャーター>

↑調べてみたらツアーも見つかりました。ビックリ!!行きたい!!

 

未来の世界遺産候補は6つ

  ミャンマー政府はユネスコへ「暫定リスト」として、6つの世界遺産候補を推薦しています。このリストに掲載されていないものは原則として登録推薦することが出来ないので、2つ目の世界遺産は、このリストから誕生する可能性が高いかと思います。

 

バガンの考古地域と記念建造物群

 現在ミャンマーにおける、世界遺産最有力候補と言って良いかと思います。ミャンマー政府も特に力を入れているようで、度々ユネスコの調査員が現地を訪れています。

www.digima-news.com

 個人的にも、ミャンマー2番目の世界遺産はほぼこのバガンで間違いないかと思います。また、現在世界遺産の「ピュー都市遺跡群」は国内の知名度が低いように思うのですが、バガンは海外からの旅行客も多く、ミャンマーにおける定番観光スポットとなっています。世界遺産になれば、ミャンマーの観光産業にも大変な追い風となるでしょう。

 

バガン日帰り観光ツアー<日本語ガイド付き>

 

マンダレーのコンバウン朝時代の木造僧院群

www.travel.co.jp

 マンダレーには、ミャンマー最後の王朝「コンバウン朝」の王宮や寺院といった建造物がいくつか残っています。日本で言う京都、奈良のようなエリアで、こちらも定番観光スポット。第二次大戦で焼失し、1990年代に再建されたものも多いようです。

 

【専用車チャーター】最後の王都マンダレーの貸切観光

 

③インレー湖

wondertrip.jp

 直径10㎞の巨大な湖で、なんと15万人が水上生活を行っているという、物凄い状態。個人的には、バガンの次はここが世界遺産登録されるんじゃないかと、ひそかに思っています。

 

インレー日帰り観光ツアー<日本語ガイド付き>  


④パダ=リンと関連洞窟群

 シャン州西部のパダリン洞窟からは、石器時代のもと思われる岩絵や石器が出土されています。シャン州自体の治安がまだ安定していないので、遺産認定までは少し時間がかかるでしょうか。

 

⑤モン族の都市群 : バゴー、ハンタワディ

 バゴーはヤンゴンからも距離的に近いので、世界遺産に決まれば観光客の大幅増が見込めそうですね。また、ハンタワディは現在、新しい国際空港が作られるのか、作られないのかで大いに揉めているところです。

www.nna.jp

 

 モン族集落訪問<日本語ガイド/ミャンマー料理or中華料理昼食>

⑥上ミャンマーの古い都市群 : インワ、アマラプラ、サガイン、ミングン、マンダレーミャウーの考古地域と記念建造物群

 近年日本では「明治日本の産業革命遺産」とか、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」とか複数の資産をまとめて登録するという手法が増えていますが、世界遺産数が毎年着実に増加し続けているという背景もあるのでしょうか。

 ミャンマーの「上」というのは「南」の事を指していますが、「上」と「下」に明確な境界線はありません。歴史的には王朝が多いので、「ピュー都市遺跡群」も「マンダレー」も「バガン」も全て上ミャンマー。今後も世界遺産は、上ミャンマーから出てくる割合が高いかもしれません。