ミャンマーのはなし

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11月4日投開票のミャンマー補選、NLDは4議席減だが……?

 3日投開票のミャンマー連邦議会、地方議会の補欠選挙の結果が出ました。改選議席は13。報道によれば、「NLDの4議席減」という形になりました。

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 NLDは上院で1議席、地方議会で3議席減らしたということでして、日本においては「期待外れ」「次回の総選挙に赤信号」という見出しが踊っています。

 

 ただ個人的な意見としては、どうなんでしょうか。確かに今、ミャンマーで総選挙が行われたとしたならば、NLDは議席を一定数減らし、その分、国軍側が議席を一定数増やしてくるかもしれません。NLD人気は確実に減退しています。しかしそれは「国軍に対する人気が回復した」というよりも、「現政権への批判票」という意味合いが強いのではないか、というのが私の考え。国軍への反発は、国民感情として未だに根強いものがあると思われ、と同時に、アウンサンスーチー氏に関する信頼も、未だに根強いものがあるように感じるからです。

 もっと言えば、軍政時代に名を馳せた活動家が、全員NLDに所属しているわけではありません。国内では徐々に、NLD以外の民主的勢力も力を付け始めており、総選挙に向けて既に言論活動を活発化させています。

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 現政権に対する批判が一定数あるのは事実ですが、次の総選挙でこうした批判の受け皿となるのは、国軍ではなく、新たに設立された民主的な政党ではないでしょうか。新党の結成が首尾よく進み、国民から一定の支持を得られたならば、国民の票はNLDと民主的な新党の2つに大きく分かれ、ミャンマー民主化は引き続き反軍人によって推し進められていくのでは、とそんな風に考えています。完全に素人意見ですし、ちょっと楽観的過ぎるかもしれませんが、とにかく今後の動向には要注目!