ミャンマーのはなし

東南アジアのユニーク国家、ミャンマーに関する情報を発信していきます。

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ミャンマー語が読める!!水面下で進むUnicode計画……!!

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「ミャンマーエクスプレス」によりますと……

 

ミャンマー通信局のミョースエ局長が、「(9月1月から)通信事業社が提供している SMS、Webサイトのミャンマー語フォントをUnicodeに変更する」と発表したとのこと。

 

ミャンマーで事業を行う通信事業社はMPT(国営)、テレノールノルウェー企業)、ooredooカタール企業)、Mytelベトナム系)の4社ですが、この内2社は6月末までに、残る2社は8月までに、Unicodeへのフォント変更準備が完了すると報じられています。

 

ミャンマーUnicode

Unicodeとは世界的な文字コードの業界規格で、日本語はもちろん、世界のほとんど全ての言語を表現することが出来るわけなのですが、このUnicodeがなんと、ミャンマーのインターネット世界では文字化けを起こしてしまいます。

 

その理由は、個人が開発したZawgyiという独自フォントが、Unicodeよりも広く一般的に普及しているからです。国内のスマートフォンには、かなりの割合でZawgyiフォントが入っており、人々はこのZawgyi フォントを利用して、文字を書き、読んでいます。

 

ところが、Google はZawgyi に適応していません。そのためミャンマーでは、企業などがWebページを開設するのは稀で、ほとんどFacebookだけを利用して情報発信しています。個人でも同様です。

 

今回のUnicode普及計画が成功すれば、ミャンマーのネット社会がFacebook単一だった状態から、Webサイト、Twitter、個人サイトなど、一挙に広がりを見せると考えられます。Googleの検索ヒットにより、ミャンマーの文化やニュースもより身近なものになりそうですね。

 

通信事業社とフェースブックの協力を得て、ミャンマー語フォントがユニコード化へ。IT市場活性化への大きな一歩。 |ミャンマーエクスプレス