ミャンマーの上場企業についてまとめました。
ミャンマー唯一の証券取引所、ヤンゴン証券取引所は、ミャンマー経済銀行(国営)と、日本の大和総研などの出資で2015年12月に開設されました。
2019年9月現在、上場企業は銀行など5社に留まってます。
過去1年間の取引額も1日平均4600万チャット(約320万円)と、かなり小規模です。
一方で、近年は外国人の株取引解禁も前向きに検討され始めるなど、徐々に変化の波が。
日本人である我々にも購入のチャンスが出てきそうなので、ここで上場企業5社を確認してみましょう。
- 1.【FMI】First Myanmar Investment
- 2.【TSH】Thilawa SEZ Holdings
- 3.【MCB】Myanmar Citizens Bank
- 4.【FPB】First Private Bank
- 5.【TMH】TMH Telecom Public Co., Ltd.
1.【FMI】First Myanmar Investment
ヤンゴン証券取引所への上場第一号企業です。国内の各種主要セクター手掛ける複合型コングロマリット、SPA(サージパン&アソシエイツ)の基幹企業。ミャンマー国内ではヨマ銀行(市場シェア5位)を運営しています。
近年はヘルスケア事業にも力を入れており、パンライン・シロアム病院の運営を開始。
軍政時代、軍部から距離をおいた経営を取っていたという事で、クリーンな企業として有名です。
2.【TSH】Thilawa SEZ Holdings
ティラワ経済特区における不動産開発を行っています。逆に言えば、今のところはティラワ関連の事業しか行っていないようです。
3.【MCB】Myanmar Citizens Bank
国内でMyanmar Citizens銀行を運営しています。シェア率だけ見るともっと大きな銀行はいくつかありますが、経済成長という追い風に加えて、ミャンマーはこれまで他国に比べても銀行の使用率(信用度)が低かったという特徴を持っており、今後の業界全体の上昇基調に乗っかる形で好調な経営を続けていきそうです。
4.【FPB】First Private Bank
こちらも国内で銀行業を行う企業で、シェア率はあまり高くありません。ただ、先の企業と同様、ミャンマーの銀行業自体が上昇基調ですから、先行きは決して悪くないのではないでしょうか。
5.【TMH】TMH Telecom Public Co., Ltd.
国内で事業を行う通信関連会社です。国内最大手の通信会社MPTのプリペイドカード販売や、光ファイバーケーブルの管理事業、高速道路の修理など、手広く行っているようです。