ミャンマーは現在、国民が1人1台以上のスマートフォンを所有する「総スマホ社会」。ガラケーやパソコンが流通する前に、一足飛びでスマートフォンが、急速に普及していきました。
今回は、そんなミャンマーの独特なスマホアプリ事情をご紹介。渡航の際には参考にしてみてください。
定番スマホアプリ3選
まずは、ミャンマー人の多くが利用している定番スマホアプリを紹介
① facebook
日本以上にミャンマーで大人気のfacebookは、ミャンマー人の保有する、ほぼ全てのスマートフォンにインストールされています。海外への出稼ぎや留学も多いミャンマーでは、息子や友人、親戚の近況を確認する意味でも活用されている印象。親戚とのいざこざや、芸能ゴシップ、政治問題など、日々様々なテーマで議論が交わされています。
②Viber
1番人気のSNSは国によって様々ですが、ミャンマーといえばViberです。以前はプリペイド式の国際通話カードも利用されていましたが、スマートフォンの普及によって、タイや日本への通話も無料で行えるようになりました。大変便利な世の中になりましたね。
日本では主流のLINEですが、ミャンマーにはほぼ利用者がいません。渡航の際には、Viberをあらかじめインストールしておくのがオススメ!
③Grab
SNSと同じく、配車アプリも国ごとの違いが。ミャンマーでは、「Uber」ではなく「Grab」が主流になっています。
予約時に合計金額が表示されます。通常のタクシーと違って料金交渉が不要なので、そこら辺は便利かも。使い方としては……
1. アプリをインストール後、携帯番号や名前で登録。
2. 目的地を設定し、予約。
3. 付近の運転手の情報、目的地までの料金と時間が表示されます。
4. 運転手から「確認の電話」がかかって来ます。
今後に期待の注目アプリ
最後に、ミャンマーで開発された面白いアプリを1つ紹介します。近年はミャンマーでも、ミャンマー人技術者の手によって、アプリ開発が活発に行われています。周辺国も驚くような利便性の高いアプリが、ミャンマーの若きエンジニアから発信される日も近いのではないでしょうか!!!
iDhamma
ということで、こちら。iDhammaというアプリなのですが、その内容は、無料でミャンマー語のお経を聴くことが出来る、というもの。暗唱の練習だけでなく、「お参りの際、自分の代わりにお経を唱えてもらう」というトリッキーな使い方もされているそうです。ミャンマーならではというか、スマホと仏教がうまく融合している感じで、とてもユニークですよね。私もインストールしてみたのですが、何を言っているのか全く分かりませんでした。
その他、仏教に関するアプリについては、下記のニュースサイトでも詳細に解説されています。「アプリ開発も慈善活動の一環」、というのが面白いですね。