ミャンマーのはなし

東南アジアのユニーク国家、ミャンマーに関する情報を発信していきます。

ミャンマーのはなし

ミャンマー人に苗字はあるのか

アウン・サン・スー・チーさん。

 

どこからどこまでが苗字か分かりますか?

 

今回は、ミャンマー人の苗字に関するお話。

 

 

結論から言うと、「ない」

 なんとなんと、ミャンマー人に苗字はありません。なので、「アウンサンスーチー」で1つの名前なんです。新聞やテレビのニュースでは、全部書くと長いので便宜上「スーチー」と略しているんです。とは言え、面と向かって「スーチー」と呼ぶのは、竹山さんのことをタケと呼ぶようなものですから、ちょっと気をつけてください。

 

 ちなみにミャンマーでは、「アメー・スー」と呼ばれることも。アメーはミャンマー語でお母さんのこと。「我が母スーチー」みたいな感じですね。

 

苗字は無いけど……

ということで苗字は無いのですが、名前の付け方には特徴があります。

代表的なものは2つ。

 

曜日による違い

ミャンマーには八曜日占いという、生まれた曜日によって運勢を決める占いがあります。 

www.yangon.tokyo

 

子どもが生まれた際には、その子が生まれた曜日にちなんだ文字を、名前に加えることもあるそうです。ミャンマー人同士であれば、名前を聞いただけで何曜日生まれか分かるようなことも多いみたいですよ。

 

親から名前を受け継ぐ

これもよくあります。先に挙げたアウンサンスーチーさんがまさにそうです。アウンサンスーチーさんの父親は、「独立の父」とも呼ばれるボーヂョーアウンサンアウンサンスーチーさんは、お父さんのアウンサンの部分を受け継いだ、ということになるわけですね。

【一筆多論】スー・チー氏の姓・名は? 内畠嗣雅 - 産経ニュース

 

【セインタロン】ミャンマーの雨季はマンゴーが美味しい。

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 ミャンマーはこれから長い雨期(5月~10月)に入るわけですが、そんな時期に旬を迎えるフルーツが、「マンゴー」です。

 

 インド東部やミャンマーでは約4000年前から栽培が行われていたそうで、生産量も(詳細な数値は出ていませんが)多いです。現地では、非常に安価な値段で入手することが出来ます。

 ザガインのマンゴー生産量、推定4万トンに - NNA ASIA

 

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 栽培に適した気候という事もあり、基本的には美味しいマンゴーばかりなのですが、その中でも特に有名で、美味しい美味しいマンゴーが、「セインタロン」と呼ばれる品種。

 

マンゴー | MM Biz Co.,Ltd (ミャンマー)

 他の品種と比べて、やや小ぶりではありますが、甘味が凄くて濃厚です。かつては王様にも献上されていたというセインタロンですが、高級品というわけでもなく、現地であれば100円で2個も3個も買えてしまうような価格帯です。皆さんも雨期にミャンマーを訪れた際には、ぜひマンゴーを頂いてください!美味しい!!