ミャンマーのはなし

東南アジアのユニーク国家、ミャンマーに関する情報を発信していきます。

ミャンマーのはなし

テレビ越しにお参りするミャンマーの仏像、「パダミャ メッシン」をご存知ですか……?

  ミャンマーと言えば仏教国家。もう国中に仏塔、寺院、仏像がありまして、近隣の住民が日々お参りに訪れています。そのご利益は「子宝祈願の仏像」「交通安全の仏像」「健康祈願の寺院」など様々ですが、先日、遂に見つけてしまいました。

 

「見るだけで全ての願いが叶ってしまう仏像」を……

 

 

①「パダミャ メッシン」とは

カタカナですと意味が分かりませんが、ミャンマー語で書くと、このようになります。

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ということで「パダミャ メッシン」とは、「ルビーの眼の仏像(The Padamya Myetshin Image)」を指しています。もうこれだけでご利益がありそうな感じですが、実物の画像を見る前に、まずはその歴史から……

 

②どこにあるのか。その歴史。

 「パダミャ メッシン」は、シュエダゴンパゴダの境内に存在します。このパゴダは今から数千年以上も前からある、金色の巨大な、とにかく物凄い仏塔でして、外国人観光客にとっても、お馴染みの定番観光スポットです。 

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 そんなシュエダゴンパゴダを、 1824年に上陸したイギリス軍が「この仏塔……要塞か?」と考えまして、すぐさま奪取し、占領。数度の戦争を経て、ミャンマー全土を支配下におさめました。

 イギリスが「パダミャ メッシン」を発見したのは、1852年。調査団がシュエダゴンパゴダの境内を100フィートほど掘り進めた(何故そんなことを!?)場所で、赤い光を放つ謎の仏像、「パダミャ メッシン」発見したというわけです。

 

③直接見ることはできない……が!!!!

なんとこの仏像、我々日本人が直接見ることはできません。現在は許可を得た、一部のミャンマー人男性のみが参拝可能となっていまして、これに該当しない多くの参拝客は、下の祈祷所にあるテレビモニターを活用する、という形式になっています。

 

 それで効果は半減しないのか、気になるところではありますが、先ほど私もGoogleで画像検索」して確認してみました。画像検索したらテレビ越しの写真がいくつも見つかりましたよ。テレビ越しのパソコン越し。いや、それでも驚きです。驚きました。もう凄い迫力。見ているだけで目が眩しい。それは仏像が金色だから、というだけではなく、何かこう雰囲気に押されてしまうような、とにかく凄い迫力なんです。というわけで皆さん、気になったらぜひ画像を検索してみてください。そして何か、本当に叶えたい!という願いが1つあるのであれば、ぜひミャンマーのシュエダゴンパゴダへと向かってください!!!!!!!ご利益!!!!!凄いから!!!!!!

 

ミャンマーの定番スマホアプリ3選 + 今後に期待の注目アプリ

 ミャンマーは現在、国民が1人1台以上のスマートフォンを所有する「総スマホ社会」。ガラケーやパソコンが流通する前に、一足飛びでスマートフォンが、急速に普及していきました。

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今回は、そんなミャンマーの独特なスマホアプリ事情をご紹介。渡航の際には参考にしてみてください。

 

定番スマホアプリ3選

まずは、ミャンマー人の多くが利用している定番スマホアプリを紹介

facebook

  日本以上にミャンマーで大人気のfacebookは、ミャンマー人の保有する、ほぼ全てのスマートフォンにインストールされています。海外への出稼ぎや留学も多いミャンマーでは、息子や友人、親戚の近況を確認する意味でも活用されている印象。親戚とのいざこざや、芸能ゴシップ、政治問題など、日々様々なテーマで議論が交わされています。

 

Viber

 1番人気のSNSは国によって様々ですが、ミャンマーといえばViberです。以前はプリペイド式の国際通話カードも利用されていましたが、スマートフォンの普及によって、タイや日本への通話も無料で行えるようになりました。大変便利な世の中になりましたね。

 日本では主流のLINEですが、ミャンマーにはほぼ利用者がいません。渡航の際には、Viberをあらかじめインストールしておくのがオススメ!

 

③Grab 

Grab App

Grab App

  • Grab.com
  • 旅行
  • 無料

 SNSと同じく、配車アプリも国ごとの違いが。ミャンマーでは、「Uber」ではなく「Grab」が主流になっています。

www.nikkei.com

予約時に合計金額が表示されます。通常のタクシーと違って料金交渉が不要なので、そこら辺は便利かも。使い方としては……

1. アプリをインストール後、携帯番号や名前で登録。

2. 目的地を設定し、予約。

3. 付近の運転手の情報、目的地までの料金と時間が表示されます。

4. 運転手から「確認の電話」がかかって来ます。

 

今後に期待の注目アプリ

 最後に、ミャンマーで開発された面白いアプリを1つ紹介します。近年はミャンマーでも、ミャンマー人技術者の手によって、アプリ開発が活発に行われています。周辺国も驚くような利便性の高いアプリが、ミャンマーの若きエンジニアから発信される日も近いのではないでしょうか!!!

 

iDhamma 

iDhamma

iDhamma

  • PYE PHYO HAN
  • 辞書/辞典/その他
  • 無料

 ということで、こちら。iDhammaというアプリなのですが、その内容は、無料でミャンマー語のお経を聴くことが出来る、というもの。暗唱の練習だけでなく、「お参りの際、自分の代わりにお経を唱えてもらう」というトリッキーな使い方もされているそうです。ミャンマーならではというか、スマホと仏教がうまく融合している感じで、とてもユニークですよね。私もインストールしてみたのですが、何を言っているのか全く分かりませんでした。

 その他、仏教に関するアプリについては、下記のニュースサイトでも詳細に解説されています。「アプリ開発も慈善活動の一環」、というのが面白いですね。

japan.cnet.com